サスペンス映画『予告犯』戸田恵梨香がアナルバイブをぶち込まれたって言う話題邦画あらすじネタバレ感想

予告犯邦画
(C)2015 映画「予告犯」製作委員会 (C)筒井哲也/集英社

サスペンス映画『予告犯』の原作漫画は未読ながら眠れない夜に軽い気持ちで動画を見始めたのが運の尽きでした。予告犯は映画のタイトル通り犯人が犯行予告をするんだけど一つ一つは小さな犯行なので次が気になってあと10分だけあと10分だけと閲覧時間を伸ばしまい結局最後まで観てしまいました。

ぶっちゃけ悪い奴への制裁ってスカッとしませんか???

笑いながら食べ物を粗末にしてたり飲食店で不衛生なことして楽しんでる不適切動画に映ってる人に罰が当たればいいのにって思ったことないですか?今回おすすめする映画『予告犯』はそういう奴らに制裁をあたえてくれます。

  • ドキドキワクワクしたい
  • ほろっと泣きたい
  • 予告犯未視聴の方向けに

サスペンス映画『予告犯』の見どころをご紹介出来たらなと思います。

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映画『予告犯』とは

映画『予告犯』の原作はジャンプ改(集英社)で連載されていた筒井哲也先生による漫画作品で東山紀之さん主演でドラマ化もされていますが今回私が観たのは生田斗真さん主演の映画の方です。
映画 予告犯 生田斗真主演
予告犯は出演者が生田斗真戸田恵梨香鈴木亮平濱田岳荒川良々坂口健太郎窪田正孝田中圭小松菜奈滝藤賢一小日向文世菜々緒など主役級俳優がずらりと揃った豪華キャストでおくるサスペンスドラマで観た人を引き込む見事なストーリーがウケて興業収入13億円を突破、2015年の興業収入ランキングTOP50にランクインしたヒット作です。

映画名コンテンツ
予告犯
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サスペンス映画『予告犯』あらすじ

インターネットの世界に突如現れた新聞紙を目出し帽代わりに被り、犯行予告を動画配信サイトに投稿する男。「ゴキブリ料理を腹いっぱい食わせてやる」「元気玉を注入してやる」「俺が必ずぶちのめしてやる」などと次々に犯行予告を繰り返しては実行される。アップされた犯行予告動画は次々にインターネット上で拡散し、多くの人間の目に触れることになる。彼のその新聞紙を被るスタイルからネットユーザーから「シンブンシ」と呼ばれるようになり、彼がターゲットにしていたのは全て悪人であったことからやがて妥当な制裁とばかりにネット民からカリスマ的に支持され始める。
予告犯シンブンシ新聞男
事態を重く見た警視庁サイバー犯罪対策課は予告犯のことを「新聞男」と呼称しついに捜査に乗り出した。IPアドレスをたどって新聞男の動画配信はインターネットカフェ「ピットボーイ」から行われていることを突き止めたがどうやって厳重なセキュリティを掻い潜って配信しているのかがわからなかった。

足取りを追う手がかりを探すべく配信された動画を調べたところ新聞男は複数いることが判明した。そしてインターネットカフェ「ピットボーイ」の受付表に残された氏名欄に繰り返し書かれる「ネルソン・カトー・リカルテ」という名前。この名前は入国管理局に問い合わせても存在しない名前だった。
映画 戸田恵梨香 スーツ姿
予告犯が新たな犯行声明動画を配信した。衆議院議員の設楽木匡志を24時間以内に抹殺するという内容で警視庁は国家に対するテロ行為、警視庁への挑戦と受け取り本腰を入れて捜査、公安が動く事態にまで発展した。公安は予告から先回りして犯行を阻止しようとするのだが巧妙に仕掛けられたシンブンシの犯行シナリオは警視庁の捜査を上回るのだった。

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サスペンス映画『予告犯』の見どころは?

映画『予告犯』のいい所はドキドキワクワクハラハラ感があるところです。エンターテイメントしているのでこの映画はおすすめできます。警視庁サイバー犯罪対策課って聞くとなんだか堅苦しくてハッカーと警察のデジタルバトルなのかなと思うかもしれませんが動画配信の部分がサイバーなだけでむしろアナログで泥臭いです。
サスペンス映画_予告犯

新聞男は誰に殺された?

「ケツの穴にアナルバイブをぶち込まれたってことね」ってセリフを躊躇なく言える主役クラスの女優って戸田恵梨香さんぐらいじゃないでしょうか。こういう唯一無二性が戸田恵梨香さんの強みですよね。希少でかっこいい女優さんです。「ヘドが出る。自分の境遇を社会のせいにするような連中は」っていうセリフもありましたがこれには少し考えさせられる部分がありました。
戸田恵梨香アナルバイブ
吉野絵里香は努力して這い上がれた、ゲイツは這い上がれなかった、だからといって努力していない訳ではないんですよね。努力が報われた方は結果が出せていない方に努力が足りないんだって言えるけど、やっぱりそれは報われたからだと思います。

報われないというやり場のない憤りを社会のせいにしているのも確かだと思いますが、一部は本当に社会のせいだったりすると思うんです。この作品では生田斗真さん演じる主人公の奥田宏明、通称ゲイツは派遣社員として3年間働いて社員登用の約束を破られたうえで不当解雇されます。この状況は努力不足とか社会悪というより悪い人間にあたってしまったんですよね。ゲイツの3年は巻き戻せないですからね。不運はいったい何のせいにすればいいのでしょうか。

この時の滝藤賢一さん演じるゲイツが勤める会社の社長にはめちゃくちゃ腹が立ちました。滝藤さんの演技がうまいってことなんですけど二度と見たくないと思うぐらい嫌な役でした。

印象に残ったシーン

私が一番印象に残ったシーンは吉野絵里香(戸田恵梨香)がゲイツ(生田斗真)を追いかけるシーンです。まだ犯人だとわかってもいないのに非常にしつこく追いかけるんですね。追いかけている最中にこいつが犯人だと確信にかわっていく感じと絶対に捕まえてやるんだという執念が良かったです。
戸田恵梨香びしょびしょ映画
観客に「しつこい」「くどい」と嫌悪感を抱かれてしまう可能性もあった訳ですが華奢な戸田恵梨香さんだからこそ出た緊迫感のある良いシーンだと思います。川に突き当たってここで終わりだと思ったら川に入りました。あの川死んでましたよ。くっさ臭い川だと思いますよ。役者魂ですね。

ぐっときたシーンは「ごめんな。こんな国で。お前が腎臓を売ってまで来たかった国がこんなザマで。」のシーンですね。ほろっときました。しかしヒョロ役の福山康平さんの演技はうまかったですね。うますぎて本当に外国人の方だと思ってました。この予告犯がデビュー作なんですね。これからの活躍に期待大です。

秀逸なシナリオ

犯人は誰だ?犯人はどこにいる?っていう警察と犯罪者の典型的なストーリー展開なんだけど、他の映画シナリオと一線を画しているのは犯人の正体をつきとめて追い詰めて逮捕して終わりなんじゃなくて、警察に確保されるまでが予告犯のシナリオなんですよね。犯人側が巧みに警察を利用して警察に見つけられることでようやく犯人のシナリオは完成する。秀逸なストーリーで良かったです。
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そして最終的にみんなの夢が叶っていたのも素敵でした。ゲイツの友達がほしい、カンサイのでかいことをしたい、ノビタの彼女がほしい、メタボ回らないお寿司が食べたい、ヒョロのとうちゃんに会いたい、全部叶っているのにハッピーエンドじゃないからこそ心に残る良い作品となりました。
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バカッターの不適切動画

シンブンシの犯行の一つにゴキブリ料理を食わせるというのがあります。この映画が公開されたのは2015年ですが2019年の今頻発している企業のアルバイトによる不適切動画問題を強く連想しました。バカッターなどと呼ばれる人による一つの社会問題、現代機器による現代問題をうまく事件として切り取っている映画だなと思いました。

不適切動画って嫌だよね、あれやってる人に罰が当たったらいいのにねっていうある種の期待を叶えてくれている部分があって共感性が高かったです。だからこそ作品内でシンブンシのネット民による評価が上がっても違和感がなかったのだと思います。

※映画内で数秒ですがゴキブリがうじゃうじゃと映るシーンがあるので苦手な方はさっと目を瞑って回避してください。

サスペンス映画『予告犯』作品情報

公開日:2015年6月6日
上映時間:119分
監督:中村義洋
脚本:林民夫
原作:筒井哲也

映画名コンテンツ
予告犯
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予告犯 キャスト

生田斗真戸田恵梨香鈴木亮平濱田岳荒川良々坂口健太郎窪田正孝田中圭小松菜奈滝藤賢一小日向文世菜々緒福山康平
予告犯 キャスト舞台挨拶

原作漫画 予告犯

映画続編ドラマ予告犯 THE PAIN

生田斗真主演映画「予告犯」の約1年後を描いた原作者・筒井哲也監修オリジナルストーリーで描かれるドラマ作品。新生シンブンシがネットユーザーを巻き込み劇場型裁判を開いて制裁を加えていくクライムサスペンス。

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