泣ける映画『長いお別れ』舞台挨拶で見た蒼井優と竹内結子がかわいい認知症映画あらすじネタバレ感想

長いお別れ邦画
(C)2019「長いお別れ」製作委員会 (C)中島京子/文藝春秋

映画『長いお別れ』の公開記念舞台挨拶チケットに当選したのでわくわくしながらスキップで見に行ってきたデミタスです。私が参加した舞台挨拶は2019年6月1日(土) 昼12:30開演で会場はTOHOシネマズ日比谷(東京都)、登壇されたのは蒼井優, 竹内結子, 松原智恵子, 北村有起哉, 蒲田優惟人, 中野量太監督の6人で司会進行はテレビ東京のアナウンサーの方でした。

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映画『長いお別れ』公開記念舞台挨拶

映画上映前の舞台挨拶だったため登壇されたキャストの方々はみんなネタバレしないように慎重に言葉を選んで回答されてました。松原智恵子さんは一部ネタバレを含む返答をしてましたがご愛敬で。山崎努さんも登壇予定だったのですがスケジュールの都合で欠席されてました。欠席した山崎努さんの等身大カラーパネルが壇上に運ばれ蒼井優さんと竹内結子さんに挟まれる形でセンターに置かれていました。
映画長いお別れ舞台挨拶
山崎努さんの欠席理由が「スケジュールの都合」なんですけど舞台挨拶のスケジュールって結構前から入ってると思いますし等身大のカラーパネル作るのって数日かかると思うんですよね。欠席とアナウンサーの方が言った時、計画的欠席感の匂いがぷんぷん漂ってきました。

私が危惧しているのは山崎努さんの体調不良です。山崎努さんは1936年生まれの御年82歳と高齢なのでただただ体調不良ではないことだけを祈っています。映画『長いお別れ』が山崎努さん俳優人生最後の出演作とかになったら映画タイトルと内容からして悲しすぎますから。

欠席された山崎努さんから舞台挨拶を見にきたお客さん、作品に関わった全ての方々に対して手紙が届けられておりアナウンサーの女性が代読されました。

山崎努さんからの手紙全文

作品は皆さんに観て頂いて完成するのだと思います。封切りを祝うお祭りに参加出来ず残念です。『長いお別れ』は小説を読んだ時これは映画化されるのではないか、とすれば昇平役は僕に来るのではないか、という変な予感がありました。そしてしばらくして量太さんの準備稿が送られてきました。こんな奇妙な体験は初めてでした。
映画長いお別れ_山崎努
昇平さんと僕は同年齢です。彼と共に暑い一夏を過ごしました。今「ゆ~っとするんだな」のシーンを思い出しています。皆さんもときどき芙美のように「ゆ~」っと寝転んで下さい。今日のご無礼お許し下さい。でも昇平さんはもういないのだから僕がのこのこ出ていくのも興醒め、というのは言いわけですね。『長いお別れ』に関わった皆様に感謝します。ありがとうございます。

山崎努さんの手紙の感想

映画上映前の舞台挨拶だったため映画より前に泣きそうになりました。山崎努さんの手紙の冒頭が「作品は皆さんに観て頂いて完成するのだと思います」でまずジーンときました。山崎努さんぐらいの年齢の方に言われると胸に響くものがあります。これだけキャリアがあって言えるのは本心だと思います。

そして「今日のご無礼お許し下さい」の一文、なんでなんでしょう、山崎努さんと長いお別れになっちゃいそうな気がしたのでしょうかね、うるっときちゃいました。年齢をかさねたからこその重みがある詫び方でした。

映画『長いお別れ』

映画長いお別れ
映画『長いお別れ』は2019年5月31日公開の日本映画で父親が認知症になったことをきっかけに家族みんながそれぞれに自分自身を見つめなおし成長していく7年間を描いた物語で主役は家族全員となる。

テレビ東京開局55周年記念作品映画で中島京子による同名小説を原作としており監督は『湯を沸かすほどの熱い愛』で第40回日本アカデミー賞優秀監督賞・優秀脚本賞を受賞した中野量太が務める。舞台挨拶では試写を観た山﨑努さんから「媚びずに堂々とした立派な映画だ」と言われたというエピソードを中野量太監督が披露していた。

長いお別れ あらすじ

2007年、父・昇平の70歳の誕生日だからと母親の曜子から連絡を受け久しぶりに帰省した長女の麻里と次女の芙美は昇平が認知症だと知らされる。麻里と芙美を間違えたり、いきなり怒鳴りだしたり、認知症の症状は顕著だった。

2009年、芙美は料理を仕事として生きる夢を叶えるべくキッチンカー(移動販売車)でカレー販売を始めた。麻里は夏休みに息子の崇を連れてアメリカから帰省した。昇平の認知症は進行しており家にいるにも関わらず「帰る」と言って家を出て行こうとする。

曜子と麻里は昇平が帰りたいのは昇平の実家だと思い崇も連れて4人で昇平の実家に連れて行くがそこでもまた昇平は「帰る」と言い出し家族は途方に暮れるのだった。

5月31日公開『長いお別れ』本予告
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映画『長いお別れ』キャスト

東芙美 – 蒼井優

東芙美(あずま ふみ)は東家の次女で料理を生業とする夢を持っていてキッチンカー(移動販売車)で青空食堂を開業した。主演映画『彼女がその名を知らない鳥たち』で第41回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞を受賞した実力派女優で最近ではハロー!プロジェクトのアンジュルムの完コピ動画が話題になった蒼井優が演じる。

今村麻里 – 竹内結子

今村麻里(いまむら まり)は東家の長女で今村新と結婚しカリフォルニアに住んでいるが英語は上達せず旦那ともうまくコミュニケーションを図れず居づらさを感じている。崇(たかし)という一人息子がいる。Hulu配信ドラマ『ミス・シャーロック/Miss Sherlock』で世界初の女性版シャーロック・ホームズを演じ、今年2月に結婚したばかりの竹内結子が演じる。

映画長いお別れ_竹内結子

東曜子 – 松原智恵子

東曜子(あずま ようこ)は認知症になった昇平を献身的に支えるが自身も網膜?離を患い2週間入院してしまう。かつて日活三人娘と呼ばれ、1961年の映画デビューから60年近く第一線で女優として活躍する松原智恵子が演じる。

東昇平 – 山崎努

東昇平(あずま しょうへい)は元教師で校長にまでなった厳格な父親だったが2007年頃から認知症を患い記憶できない、思い出せないという症状が出始めた。1960年『大学の山賊たち』で映画デビューを果たして以来『GO』『世界の中心で、愛をさけぶ』『おくりびと』など名作と呼ばれる邦画において鍵を握る役で出演し続けている山﨑努が演じる。

映画長いお別れ_山崎努

今村新 – 北村有起哉

東家の長女・麻里の旦那でアメリカのカリフォルニアで魚を使い脳の研究を行っている。趣味で熱帯魚を飼育している。1998年『カンゾー先生』で映画デビュー以降着実にキャリアを積み2016年公開映画『太陽の蓋』にて映画初主演を果たした。2019年6月7日公開映画『町田くんの世界』(監督:石井裕也)にも出演している北村有起哉(きたむら ゆきや)が演じる。

磐田道彦 – 中村倫也

東家の次女・芙美の中学校時代の同級生でクラリネットの練習で芙美の家を訪れており父の昇平と面識があった。昇平が一人で徘徊してしまった際に偶然出会い芙美の家に連れて帰ろうとしてくれた。NHK連続テレビ小説『半分、青い。』に出演したことで一気に知名度が上がり、歌声が評価され2019年6月7日公開の映画 アラジン実写版で主人公アラジンの吹き替えを担当している中村倫也(なかむら ともや)が演じる。

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今村崇 – 蒲田優惟人(少年期)/杉田雷麟

新と麻里の一人息子でエリザベスというガールフレンドがいたが麻里と日本に帰省している間にエリザベスがほかの男の子と遊んでいるのをSNSを通して見つけてしまう。家では日本語を使うように麻里に言われている。

映画『長いお別れ』ネタバレ感想

長いお別れは泣けて笑える映画でした。一点突破で泣かしにくる映画ではなく泣けるポイントが複数ある映画だったのでこの映画が強く刺さった人は定期的に泣く羽目になったのではないでしょうか。

長いお別れ名脇役 池谷のぶえ

私は舞台挨拶からの鑑賞となりましたが舞台挨拶で見たかわいい蒼井優さん、綺麗な竹内結子さんに当然のごとく目を奪われたわけですが、振り返ってみて一番印象に残っているのは中野量太監督です。舞台挨拶で数分喋っているのを聞いただけですが頭が良くて、いい人だというのがひしひしと伝わってきました。

映画作中でも中野監督が優しい人だと思ったシーンがありました。それは次女の芙美が勤めていたスーパーの総菜売場のスタッフの女性のキャラです。なんとなく流れ的に意地悪な女性キャラ登場かと思ったら全力で笑いとりにきましたw完全に虚をつかれて声出して笑ってしまいましたwナイスキャラでした池谷のぶえさん!

映画長いお別れ_池谷のぶえ

長いお別れは7年間の物語

ストーリーとしては2007年から始まった物語なんですが反射的に公開された2019年までの内容だと思って鑑賞していたので2014年で終わったのは私の勝手な思い込みの所為なんですが何か気持ち悪い感じを受けてしまいました。私と同じような人はいないでしょうけど2007年から2014年までの7年間の物語なのであしからず。

7年とか時間的に幅のある映画はどこまで役者の見た目の歳の重ね方を視聴者は気にしたらいいのですかね。最初の家族集合の時に次女の芙美役の蒼井優さんが「私33歳よ」と言うセリフがあってそこから7年経つので最後は40歳の役のはずですが最初の蒼井優さんとまったく同じでした。

しっかり者の蒲田優惟人とガチガチの杉田雷麟

7年の時間に振り回されたのは長女・麻里の息子、崇です。役者が代わりましたから。崇の少年期を演じた蒲田優惟人くんが舞台挨拶に登壇していましたがとても優秀でした。きっちりと質問に答え立派に受け答えしていました。今日は名前だけでも覚えて帰ってくださいね、という往年の漫才師のような自己紹介に私の隣に座っていたマダムがメロメロになっていたことをここでご報告しておきます。

青年になった崇を演じた杉田雷麟くん、彼のラストシーンの歩くシーンはあれで良かったのですか?と、中野監督に聞きたい。ガチガチに緊張した歩き方でしたよ。素人が撮影されて歩いてるようなド緊張の違和感のある歩き方。左腕がまったく振れてない。撮り直してあげて欲しかったなぁ~。

そうくりまるなよ。そういう時はゆーっとするんだ。

蒼井優さんと山﨑努さんの二人が縁側で話すシーンが好きです。「くりまる」とか「ゆ~っとするんだ」とか認知症で言葉がちぐはぐでもコミュニケーションは図れて傷心の芙美が救われたのが良かったです。

映画長いお別れ_縁側

舞台挨拶を見て蒼井優さんはあまり言葉化、思いの言語化が得意じゃないのかもと思いました。敬語とか得意じゃないのに敬語を使わなければいけないという使命感で言葉がちぐはぐになる感じ。普段通りで話すと勘違いされることもあるでしょうけどあまり無理せず喋ってほしいですね。演技での表現は強く伝わってくるので変なとこでストレスを感じて欲しくないですね。

映画『長いお別れ』の見どころ

私が一番泣けたシーンは竹内結子さんと山﨑努さんの二人でテレビ電話するシーンです。麻里の誰かに聞いて欲しかった想いが認知症で理解できなくても親子で繋がりが生まれて叶ったのが良かったです。一番笑えたのも竹内結子さんで北村有起哉さんとのハンカチのくだりは間が非常に上手でした笑

映画長いお別れ_竹内結子

最後の北村有起哉さんのポストは台本通りなのかアドリブなのかアクシデントなのか気になりました。竹内結子さんの笑い方がとても自然で思わず笑っちゃったように見えたんですよね。あの笑いが演技だったら本物の役者だと思います!

竹内結子さんは舞台挨拶でもしっかりお話してらっしゃってとてもクレバーな女性の印象を受けましたね。一緒に飲みに行ったら絶対楽しい感じの人。

長いお別れ唯一の主観シーンがわからない

理解できなかったシーンは地震のシーンです。原作を知りませんがあれはどうしても必要な描写だったのでしょうか。時間軸を歴史的に忠実に再現したかったのでしょうか。地震以降、世間では家族の絆が強まっていることが背景として必要だったのでしょうか。万引きしそうな装いにするためにマスクをつけさせるためだったんでしょうか。地震のシーンだけは違和感が強かったですね。

舞台挨拶で中野量太監督が「一ヶ所だけ昇平の主観のシーンがあります」って言ってて、私は昇平がデイケアセンターから雨を心配して帰ろうとしたシーンだと思いました。映画冒頭から複数本の傘を持っていてご丁寧に色まで違う傘です。一本の傘なら自分のためですが複数本となると他人のためだと直感的に思います。傘を持って誰かを迎えに行ったこと、傘を持って迎えに来てもらった経験がある人なら誰でもそう思うでしょう。

映画長いお別れ_傘3本

デイケアセンターで雨が降るかもと心配したのは自分が雨に濡れてしまう心配じゃなくて、雨に濡れてしまう誰かのために傘を持って行ってあげなくちゃいけないという想いの描写だと思って、中野量太監督はさすがだな~と感心していたら『長いお別れ』映画公式ウェブサイトに「主観が入るシーンは遊園地の場面」って書いてあったので私の見解は間違いでした。

具体的に遊園地のどの場面かわかった方いたら教えてください。昇平がメリーゴーランドに乗るシーンで芙美と麻里と曜子の三人が映ってとても印象に残るいいシーンがありましたがあれは昇平の主観ではなくただのカメラ視点ですよね。

長いお別れ ロケ地・撮影現場

森のゆうえんち

冒頭で昇平役の山﨑努さんが歩いていたメリーゴーランドのある遊園地のロケ地は千葉県野田市にある「森のゆうえんち」です。

〒278-0031千葉県野田市中根6-1

小田急線 はるひ野駅

曜子と麻里と芙美が昇平のGPSを追いかけてたどり着いた駅のロケ地は小田急線 はるひ野駅です。

稲城ケアセンターそよ風

昇平がデイサービスを受けていた施設の撮影現場は稲城ケアセンターそよ風です。

〒206-0811 東京都稲城市押立1192-1

長いお別れ 作品情報

公開日:2019年5月31日
上映時間:127分
ジャンル:ドラマ
監督:中野量太
原作:中島京子『長いお別れ
脚本:中野量太, 大野敏哉
音楽:渡邊崇
キャスト:蒼井優, 竹内結子, 松原智恵子, 山﨑努, 北村有起哉, 中村倫也, 杉田雷麟, 蒲田優惟人

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長いお別れ主題歌 優河「めぐる」

1.めぐる
2.うつつ
3.sharon
4.June
5.めぐる[Acoustic Version]

1.70回目の誕生日
2.いつも真ん中に
3.漢字マスター
4.ふがいない自分
5.青空食堂
6.思い出旅行
7.プロポーズ
8.相対性理論
9.3.11
10.小さな背中
11.上を向いて
12.昇平と芙美
13.思い出を探して
14.帰りたかった場所
15.失われていくもの
16.昇平と曜子
17.昇平と麻里
18.隔たり
19.遠ざかっていくもの
20.誕生日だもの
21.ここから先へ

原作小説 長いお別れ/中島京子

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