ジャックと豆の木が童話の中で一番好きだったデミタスです。小学校の時にジャックと豆の木を読んで雲まで届くぐらい大きくなった豆の木とか巨人が登場してワクワクしました。そしてファミコンソフト『スーパーマリオブラザーズ』で豆の木を登って雲の上にあるボーナスステージに行くことができたから好きだったんだと思いますw
映画ジャックと天空の巨人 あらすじ
ジャックは少年時代にお母さんの形見の中にあった小さな本に書かれたおとぎ話をお父さんに読んでもらっていた。天国を目指した修道士たちは空高く伸びる魔法の豆の木を登ったがその先にはガンチュアと呼ばれる巨人の国があった。巨人たちは下界へのハシゴが出来たとばかりにぞくぞくと下界に降り宝石を奪い家畜を襲ったが中でも巨人たちが一番気に入ったのはジューシーでおいしい人間の肉の味だった。
国を治めていたエリック王は闇の魔法で巨人を支配するため修道士たちに巨人の心臓を溶かし王冠を作らせた。エリック王は魔法の王冠を被り巨人たちに生まれた国に戻れと命じ巨人の国ガンチュアに戻らせたあと下界とガンチェアをつなぐ巨大な豆の木を切り倒し国を救ったのだった。
同じ物語をイザベル王女もまた母親から幼少期に読み聞かされ育っていた。青年になったジャックが馬を売るために城下町を訪れたところ美しい女性がカラまれていたので仲裁に入ったが美しい女性は城を抜け出し城下町に来ていたイザベル王女だった。アベルと名乗る修道士が馬を買いたいと申し出たがお金の持ち合わせがないので魔法の豆を渡すから魔法の豆を修道院に持って行ってお金を受け取ってくれ、魔法の豆は何があっても決して水に濡らすなと言い放つと馬に乗って走り去ってしまった。
その日の晩、馬を失ったのにお金も得られなくて落ち込んでいるジャックの家に雨宿りをさせてくれと一人の女性が訪れたがよく見ると昼間に城下町で助けようとしたイザベル王女だった。二人がお互いに大好きな冒険の話しで盛り上がっていると床下に落としてしまっていた魔法の豆が雨水に濡れてしまい家を飲み込むほどの巨大な豆の木となりイザベル王女ごと空高く伸びていってしまった。
映画名 | コンテンツ |
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ジャックと天空の巨人 | 映画を観る DVD&Bluray MUSIC COMIC |
映画ジャックと天空の巨人 キャスト
主人公ジャックはイギリス出身俳優で映画『アバウト・ア・ボーイ』で一躍有名になり『X-MEN』シリーズのハンク・マッコイ/ビーストでお馴染みのニコラス・ホルトが演じ、ヒロインのイザベル姫を映画『アリス・イン・ワンダーランド』のフィオナ・チャタウェイ役で持ち前のキュートさを発揮していたイギリス出身女優のエレノア・トムリンソンが演じた。
騎士団長のエルモント役を1996年に初主演した映画『トレインスポッティング』で長髪をスキンヘッドにしジャンキー役に体当たりで挑みイギリス映画賞を総なめにしたスコットランド出身のユアン・マクレガーが演じた。監督は「X-メン」「X-MEN2」のブライアン・シンガー。
映画ジャックと天空の巨人 ネタバレ感想・評価
結論から言いますが評価は星2です。内容的には星3なんですが鑑賞したのが吹き替え版で声優が苦手だったので星2です。なぜ主人公のジャックの日本語吹替声優がウエンツ瑛士さんなんでしょうか。合っていないと思いました。私はジャックを見たいのにずっとウエンツです。オーディションはあったのでしょうか。アフレコ現場では違和感を感じないのでしょうか。たとえ下手だと思っても変更できない大人の事情でしょうか。
巨人の声優は吉本芸人
巨人の声優を吉本芸人さん達がやっているのもミスキャスト感がありました。ゴリ(ガレッジセール)、真栄田賢(スリムクラブ)、千原せいじ(千原兄弟)、博多華丸(博多華丸・大吉)、山里亮太(南海キャンディーズ)
特に千原せいじさん。千原せいじさんは千原せいじさんでしかなかったです。巨人=怪物=
千原せいじっていう連想でキャスティングなんですかね。がさつさを表現したキャスティングなんですかね。なぜ突然巨人が関西弁で話し出すのでしょうか。標準語でも関西弁でもどっちでもいいのですが統一してほしかったです。
日本語吹き替え声優がひどい映画『ウォンテッド』
日本語声優がひどいと思って評価を下げた作品はアンジェリーナ・ジョリー主演映画『ウォンテッド』以来です。ウォンテッドの主人公ウェスリー・ギブソンの日本語吹替を担当したDAIGOさんの声は私には合いませんでした。オープニングとかすごい映像でワクワクして見始めただけに残念さが半端じゃなかったのを思い出してしまいました。
イザベル姫の日本語吹替を担当した平愛梨さんも下手なわけじゃないんですが声が弱いんですよね。どうしても芸能人を声優としてキャスティングしなくちゃいけないのですかね。プロの声優さんに担当してもらいたいです。日本側の対応で映画の評価が下がっちゃうのは残念ですね。
ジャックと天空の巨人はボヘミアン・ラプソディの監督
ジャックと天空の巨人のブライアン・シンガー監督は2018年最大の話題映画となった『ボヘミアン・ラプソディ』の監督だったんですね。監督をしていたけど撮影終了間際に主演のラミ・マレックと衝突したりで解雇されたみたいですね。降板した直後に性的暴行で訴えられているので性的暴行疑惑が解雇理由でしょうか。
ブライアン・シンガー監督から引き継いだのがデクスター・フレッチャー監督だけど全米監督協会規定の関係でクレジット上はブライアン・シンガー監督なんですね。ボヘミアン・ラプソディは第91回アカデミー賞で作品賞を含む5部門にノミネートされて主演男優賞など最多4冠を獲得してる作品だけにシンガー監督は残念でしょうね。大きくキャリアが変わりましたね。
映画ジャックと天空の巨人に足りないのはワクワク感
ジャックと天空の巨人のストーリーは童話のジャックと豆の木がベースになっておりもちろんそれをわかった上で観ますよね。私がこの映画に期待したのはワクワク感です。みんなが知ってる童話ジャックと豆の木をどうみせてワクワクさせてくれるのかが期待ポイントでしたが全然ワクワクできなかったです。意外性ゼロでした。
クライマックスのボス巨人に追われるシーンに至ってはこれみよがしに部屋の中央にボックスが置いてあって逃げてる二人のアップの映像になってそこに隠れていると見せかけて別の場所にいますよっていう典型的なシーンなのに本当に一番目立つ中央のボックスに隠れていて驚きました。そういう意味では予想の逆をいく予定不調和映画なのかもしれませんw
全体的にCGはすごいと思いましたが今の時代そんなの溢れているし別にCGが見たいわけではないですし。この映画のターゲットは一体誰なんでしょうかね。小学生の男の子ぐらいだったら「わぁ~!巨人!すごい!」ってなるのかもしれません。漫画「進撃の巨人」が好きな人なら世界観が一致してたりするので楽しめる方もいたりするのかもしれませんが大人で進撃の巨人は漫画とアニメで楽しむ私にはこの映画は物足りなかったですね。
ラストシーンが意味深な少年の笑みだったので続編があるかもしれないですが私は特に期待しません。続編のために映画館に足を運ぶことはないですがテレビで放送されたらきっと観ると思います。期待値が低くても続編でどのように巻き返しを図ったのかには興味があるので。
ジャックと天空の巨人 作品情報
原題:JACK THE GIANT SLAYER
日本公開:2013年3月22日
上映時間:114分
ジャンル:アクション、アドベンチャー、ファンタジー
監督:ブライアン・シンガー
脚本:ダレン・レムケ、クリストファー・マッカリー、ダン・スタッドニー
音楽:ジョン・オットマン
映画名 | コンテンツ |
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ジャックと天空の巨人 キャスト
ジャック – ニコラス・ホルト
イザベル姫 – エレノア・トムリンソン
エルモント – ユアン・マクレガー
ロデリック卿 – スタンリー・トゥッチ
クロウ – エディ・マーサン
ウィック – ユエン・ブレムナー
ブラムウェル王 – イアン・マクシェーン
ファロン将軍 – ビル・ナイ
ファロン将軍(小さい方の頭) – ジョン・カーサー
フィー – コーネル・ジョン
ファイ – アンドリュー・ブルック
フォー – アンガス・バーネット
ファム – ベン・ダニエルズ
日本語吹替声優キャスト
ジャック – ウエンツ瑛士
イザベル姫 – 平愛梨
エルモント – 森川智之
ロデリック卿 – 内田直哉
クロウ – 咲野俊介
ウィック – 檀臣幸
ブラムウェル王 – 佐々木勝彦
ファロン将軍 – ゴリ(ガレッジセール)
ファロン将軍(小さい方の頭) – 佐藤せつじ
フィー – 真栄田賢(スリムクラブ)
ファイ – 千原せいじ(千原兄弟)
フォー – 博多華丸(博多華丸・大吉)
ファム – 山里亮太(南海キャンディーズ)